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2006年10月10日 (火)

石岡瑛子著『私 デザイン』

松岡正剛の「千夜千冊」の中で、石岡瑛子の『私 デザイン』(講談社)がとりあげられていた。

石岡瑛子。

私は、元コピーライターだ。
石岡瑛子から影響を受けていないはずがない。

大学時代には詩を書いていたが詩でめしが食えるはずがないと思い、言葉を使って一番簡単に金が稼げるのは何かと考えて、コピーライターになった。

コピーライティングは独学で勉強した。
過去のコピー年鑑や広告年鑑を何度も読み返し、気に入ったコピーを手書きでノートに書き写して勉強した。

石岡瑛子はコピーライターではない。
デザイナーだ。
イメージをうみだすクリエイターだ。
挑発的で、強い女のイメージを発信していた。

企業の金を使って、こういう風に、世の中を支配しているムードや価値観を変えられるのか、と驚いた。

詩なんて書いても誰も読まない。
でも、広告は誰もが見る。

私はいまコマーシャリズムに対して少々批判的ではあるが、でも、私の好きな人は広告畑を出た人が多い。
横尾忠則、糸井重里、そして、石岡瑛子。

広告会社の入社試験で私は、「言葉の地平をゆるがしたいんです」と不遜にも言ったんだっけ。

あぁ、久しぶりに石岡瑛子のことを思い出した。
かっこいい女。

私はどうやら、女は強い人が好きで、男は弱い人が好きなようだ。

女が弱くて男が強いのは当たり前だからね。(表層的だけの話だけど。)
そのステロタイプから逸脱している人に惹かれる。

                            
いま私は石岡瑛子のようなパーフェクトな仕事の仕方や生き方にはあまり関心がなく、どうやってずれやゆるみを楽しむかというほうへ興味が移っているが、こういうとんがった人がやっている仕事ぶりには相変わらず惹かれる。

松岡正剛が石岡瑛子のことをリスペクトして書いている文章は素敵。ぜひ読んでみてください。

                           

私 デザイン Book 私 デザイン

著者:石岡 瑛子
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