きょう、映画『セックス・アンド・ザ・シティ』を観てきた。
知人がおもしろいと言っていたから、きょうはレディースデイだったから、近所の映画館に出かけた。
ところが数週間前のぴあのスケジュールだったものだから、上映時間が違っていて、上映時間まで数時間あったので一度帰宅。でも意地になって、帰ってすぐもう一度出かけた。
で、観た感想は……おもしろかった。
一番驚いたことは、こういう映画をものすごく楽しめている自分自身に対してだった。
昔は、アヴァンギャルドな映画やアート系映画しかおもしろいと思えなくて、この手の映画は退屈にしか感じなかったのに…。
その自分の変化にびっくりした。
しかし、よくできている映画だなぁ。
ドラマの方はまだ見ていないけど、DVDを借りてそっちも観てみよう。
こういうバブリーな価値観がいまだに支持されているということにもびっくりするが、今の私は、こういうのもありじゃない?という心境。
エコ系のストイックさに辟易していた時期だったので。
森達也マイブームがすっかりさめてしまった私だが、つい最近『善悪の彼岸へ』(宮内勝典著、集英社)を読了。
オウムについて書いた本。
おもしろかった。
宮内勝典はカウンターカルチャーの影響を受けた世代のようだが、そのへんの影響を私も結構受けている方なので(世代はもっと後だけど)、彼の発言の背景がよくわかるので興味深い。
私はもともと社会系には余り関心は持てず、自分はフラワーチルドレンの末裔だと思っていた時期があったが、彼は、「世界と、きみ自身との戦いにおいては、かならず世界の側に立ちたまえ。」とフランツ・カフカの言葉を引用している。
そういう気持ちが今ではよくわかるようになった。
だけど、『セックス・アンド・ザ・シティ』をおもしろいと思える自分を絶対に失いたくない。
というか、それを失っては危ういと思うのだ。
他にも幾つか引用したい箇所もあるわけだが、また後日。
人間は本当に色々な思索を重ね、様々な哲学や宗教を構築してきたけれども、結局どこにもたどり着けないのだろうか…などなどと、『善悪の彼岸へ』を読みつつ思っていた。
でも、きっと前には進んでいる。数ミリであっても。少なくとも自分自身は、進んでいる。人からは後退しているように見えても。
クリシュナムルティをちゃんと読んでみよう。
そう思った。
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