麻原裁判
麻原裁判についてブログで書こうと思っていたのに、書く前に死刑が確定した。
オウム・松本被告の死刑確定 最高裁が特別抗告棄却
http://www.asahi.com/national/update/0915/TKY200609150243.html
なかなか書けなかった理由は、司法や裁判というものが私のような素人には非常にわかりにくいということ。
上記の記事を読んでも、何だかよくわからないでしょ。(私だけ?)
でも、麻原裁判に関する本やら資料やらを多少読んでみてわかったのは、やはりこの裁判のやりかたには問題があるということ。
メディアでは報道されていない部分が色々ある。
例えば、裁判長が弁護人に事前に相談もなく、弁護人の立会いもなく麻原被告に直接会って、訴訟能力を判断したりしている。
私は知らなかったのだが、裁判官が公判に先立って個別に被告人と接触するのは、予断につながるから厳禁されているらしい。
それなのに麻原裁判ではそういうことが行われていて、しかもそれが問題とされていない。
裁判としての適正な手続きが踏まれているかどうか、疑問が多い。
また、東京高裁が行った「正式の精神鑑定」なるものは、非公開で弁護人の立ち会いもない。しかも鑑定医は裁判所によって恣意的に選ばれている。
で、裁判所から依頼された鑑定医は訴訟能力ありと言っているのだが、弁護団が依頼した数人の精神科医は拘禁反応を起こしているから治療が必要だと言っているのだ。
実際、獄中の現在の松本智津夫は糞尿垂れ流し状態でおむつをしているのだが、おむつを一日に1回しか交換しないため布団も毛布も糞尿まみれで、それを洗うことなく使っているからものすごい悪臭だという。
『獄中で見た麻原彰晃』という本にはその辺のことが詳しく書かれている。
これを読むと、こういう獄中の扱いというのはかなり問題があると私には感じられる。
趣意書提出うんねんについても、弁護士側が言っていることと、マスコミが報道していることは食い違っている。
私は松本智津夫を死刑にするなと言っているわけではない。
拘禁反応だったら短期間で治療できる可能性が高いわけだから、治療してきちんと適正な裁判を行うべきだと思う。
麻原裁判のやりかたが通ってしまったら、他の裁判だって同じようになっていくに違いない。
そしてどんどん裁判の適正さが失われていく。
例外がどんどん増えていって、司法が公正なものでも中立なものでもなくなっていく。
私にはそれがこわい。
ああいう事件を犯した奴は獄中で人間扱いしなくてもいいというやりかたが一般化していくのが私にはこわい。
死刑は確定したけれども、司法や裁判のありかたが、迅速化という方向だけで適正さを欠いたままでいいのかどうか、きちんと考えてみる必要があるのではないか。
いずれしてもマスコミから流れてくる情報は一面的であるということがよくわかってきたから、どんな報道であれ、今ではそのまま鵜呑みにはしなくなった。
植草一秀氏がまた逮捕されたが、これについても同様である。
前回の事件は冤罪の可能性が高いのではないかと私は思っているのだが…。
今回はどうなのかわからないが。
今回の事件については、宮崎学氏が以下のように発言している。
↓
植草一秀さんの「事件」について
http://www.miyazakimanabu.com/chokugenpeople/000188.php
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「麻原死刑」でOKか? 著者:野田 正彰 |
| 獄中で見た麻原彰晃 販売元:インパクト出版会 |
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